東映太秦映画村体験記4

〜4 2002年2月11日(月)〜
時代劇ロケ地巡りのあと東映太秦映画村へ
主なイベントは超・忍者ショー(宍戸大全アクションチーム)、映画のヒミツです。

オフ会に続き…

 本当は「鬼平を究める 見張り所オフ会」に参加する前、8日(金)に京都入りし映画村へ行くつもりでした。折角、京都まで行くんですから出来れば峰様にお会いしたいですから。現在は模擬撮影もないので休日に映画村内にいらっしゃるという事は可能性が薄いし、平日のオープン撮影の可能性に賭けるしかありません(ま、それも今は水戸黄門しか撮影してないので非常に怪しいんですが…)。

 ところが私がその週の頭から風邪をひいてしまい、高熱にうなされておりまして、とてもじゃないけど8日に出かけられる状態じゃなかったんです。今回ひいた風邪はホントに酷く、最高9度3分をマークする高(?)記録。熱を急激に下げると治りが悪くなると言われていたので、自分の身体の治癒力に任せじっと我慢しておりました。
 7日の午後、断腸の思いで翌日8日の出発を断念、オフ会のあとに余分に一泊し映画村に行こうと、計画を変更したのです。

 二日間のオフ会を堪能し、この日の朝はゆっくり起きだしました。チェックアウトし大映通りを散策していると一台の車が私たちの前で止まりました。運転手の男性がこちらをご覧になられています。なんとオフ会の懇親会でご一緒させていただいた草壁様でした。お出かけされる所だったそうなのですが、私達夫婦を見つけて止まってくださったんです。ゆっくりお話する時間は無かったのですが、何より私達に気がついて声を掛けてくださった事が嬉しかったです。また京都へ来た際は寄らせていただく事をお約束しお別れしてきました。改めて時代劇と大映通りの復興の為、出来る事があればご協力させていただきたいと思ったのでありました。

東映太秦映画村 入村

 大映通りを散策したあと、映画村へ行きました。駐車場に入っていくと、「1000円です」と料金をとりに来たスタッフジャンパーの方、白いニットの帽子を被っていらっしゃいました。どう見ても杉山幸晴さんのようなんですが、まさかねえ…。自分の見間違いかと思ってそのまま過ぎてしまいました。

 連休の最終日という事もあってか、村内は結構な人出でした。
 現在模擬撮影もないし、休日なので当然オープン撮影もされておらず、いつもは時間に追われて駆けずり回っているのですがこの日は比較的余裕で散策しておりました。普段は入る時間がないような施設も大体廻ってきました。この日やはり峰様はお休みだったらしく寂しかったです。

 瓦版屋の衣装で、観光客の案内をされていたのは、藤長照夫さんでした。「藤長さんですよね、写真一緒に撮ってもらえますか?」とお聞きすると、「よく私の名前知ってるねえ」と微笑まれ、14年前(寄せ鍋・写真発見参照)と一緒の会心の笑みで一緒に映ってくださいました。とても気さくな方で、そのあとも藤長さんの近くを通る度ににこやかに声を掛けてくださいました。ありがとうございました。
 (帰ってきてすぐ長谷川伸シリーズの放送を見たら次郎長一家の中に藤長さんがいらっしゃいました、興味深く拝見させていただきました)

 この日、つるさん(川鶴晃裕さん)はお休みでいらっしゃったんですが、空いてる時間に映画村内にいらっしゃるとの事、探しまくってしまいました(あとでよくよく確認したら、私の確認見落としがあった事が判明、走り回る事もなかったようでした)。一体何人の方に聞いたやら…。それでもいらっしゃっていないようだったので、その時は諦めておりました。

 映画村内を一通り探索していると、前回来た時にお会いした久保田社長さん(東映太秦映画村体験記3参照)が平安絵巻への案内をされてました。「この間来た人だよね。どっかで見たことあると思った。」と声を掛けてくださいました。私の事を思い出してくださった事が非常に嬉しかったです。と同時に、「剣会のファン」というのが余程珍しかったのかなあという気もしました。9日に行われた福本さんのサイン会の事など教えてくださいました。楽しんでいってとにこやかに微笑んでくださったのがとても嬉しかったです。

映画のヒミツ うそ・ほんとう

 この日担当されてたのは、山根誠示さんでした。山根さん、先回お会い出来た時(東映太秦映画村体験記3参照)は茶髪でスタイリッシュなナイスガイだったのに、びっくり仰天、黒髪角刈りでまるで別人でいらっしゃいました。始めは一体何方なのか判らなかったほどです。
 上演が終わったあとお話したかったので、ロケーションスタジオのガラスに張り付いて、お声を掛けようとドンドンしたんですが伝わりませんでした。←今度行ったら「ガラスを叩かないでください」って貼り紙がしてあるかもしれない。
 一日何回か上演される間にきっとバックヤードへ休憩に出られるときがあるに違いない、その時は何とか捕まえよう(ってな言い方もちょっと…?)と思いました。

 暫くあと、うろうろしている時に休憩に出ていらっしゃった山根さんを路地反対側から発見、これは行かねばなるまい!と走ったんですが間に合いそうもありませんでした。しかし、ここで会えなかったらもう機会がないといけない!と危機感に迫られ、結構離れた所から「山根さ〜ん!」と叫んでしまいました。幸いその声が届いたようで立ち止まってくださり、駆け寄ってお話する事が出来ました。私を見て「あ、つるさんの」と判ってくださいました。いつも気軽に明るく話してくださる優しい方です。貴重な「黒髪角刈り」姿の山根さんと一緒に記念撮影出来、嬉しかったです。

無事再会

 二回目の忍者ショーが始まろうかという時、つるさんと窪田弘和さん(東映太秦映画村体験記2 人相書参照)にお会いする事が出来ました。当初予定していた日程ですと、お二人にはお会い出来ない筈だったんです。8〜9日は宝酒造のCM撮りで東京へ行ってらっしゃったんです。風邪をひいて日程を変更したお陰で、お二人にお会い出来ました。
  お二人が時間を割いてくださり、少しお話してくださいました。
 窪田さんは「松竹梅CM」、前回の第一弾に引き続いてのご出演だそうです。柔和なお顔の窪田さんですから悪役よりは善人役が圧倒的に多く、ドキュメンタリー番組もよく出演されてるようです。先日の「美の巨人達」の菱川師宣役もかなりお顔も映った露出度の高い作品でした。 最近PCを本格的に始められたようです。ご自分のホームページを作る構想を練っていらっしゃるそうなんです。それが実現したら是非、弊サイトもリンクはらせてください!お願いします。
 つるさんは私が二日間のオフ会を止めて、この日だけ映画村(京都)に来たんだとお思いになられたようでした。「うそ!あの状況で二日間、参加してきたの!?」と驚かれてしまいました。いえホントに私の身体ってすごい…、全く普通に旅行出来てましたもの、根性入ってます。
 こんな私の為にお時間割いてくださってありがとうございました。

 休憩中の柴田善行さんがオバ様方に写真を求められていました。いつ拝見してもお綺麗な方ですねー。近くで見ると尚更うっとり。「あのオバちゃんたち、判って写真頼んでんのかな」とつい呟くと、窪田さん「判ってないでしょうねえ」と仰ってました。変な事突っ込んですみませんでした。

超・忍者ショー(宍戸大全アクションチーム)

 先回拝見した時の「Red Shadow」と内容が変わってまして、「伊賀忍者 影法師」になっていました。それでも勿論、危険と隣り合わせの忍者ショーの迫力は相変わらずです。
 ホントに身体を硬くして見入ってしまいます。そして途中「大悪」の李さんが「カ〜ッ!」と目を見開き凄んだかと思うと、場内が明るくなり「いらっしゃ〜〜い!」と微笑まれるんですよね。もうそのギャップといったらすごいです。場内爆笑!きっとすごく子供が好きな方だと思うんですが、家族連れで来ている人を見つけては子供と一緒に記念撮影をされてました。その時の穏やかな笑顔は、演技の時のちょー恐ろしいお顔と違い、本当にお優しそうでした。で、場内暗転、「おのれ〜〜(怒)!」といきなり演技に戻るものですから、またすごかったです。
 終演後、少し李さんとお話する事が出来ました。緊張気味の私に優しそうな笑みを見せてくださいました。穏やかな語り口に武闘家の懐の深さを感じました。李さん、本当にありがとうございました。
 森山陽介さん(人相書 東映太秦映画村体験記2 東映太秦映画村体験記3参照)にもお会出来ました。相変わらず森山さんはかっこいい方です。前回お会いした時に伸ばしていらっしゃった髭も剃られたようで、お優しげな森山さんに戻られてました。私が急に来られなくなった8日には「大悪」を演じていらっしゃったそうです。森山さんの「大悪」も是非拝見したいものです。今度行ける時はしっかりチェックしておかないと!
 帰宅してから映画村のチラシを見てみたら、「忍者ショー」の案内写真、中央が大悪の李さん、左に忍者頭目(?)姿の森山さん、その下に忍者姿の高島和男さんが映ってました。ふ〜、うっかり捨てなくてよかったです。 

平安絵巻小舞台 光の戯れ

 出演:井上紀子さん・柴田善行さん・渋谷めぐみさん・金沢さえこさん・澤田今日子さん・岩須透さん・下元佳好さん
 映画「千年の恋」で使用したNo.11スタジオを公開してあり、そこで絵巻物風のお芝居を見せてくれます。井上さんが光源氏を演じ柴田さんが頭中将を演じていらっしゃいました。きらびやかな平安絵巻、綺麗でした。
 終了した後、演技者とお客さん(希望者)は一緒に写真を撮ってくれるというサービス付でした。この辺りは、模擬撮影の時のサービスを踏襲してるんですね。
 とある観光客(熟年カップル)が出演者を紹介してある写真欄を見ながら「あら、TVに出てる人なのね」と言いました。やはりそうかもしれませんよね。私も14年前はそんなレベルでしたから。今は出演者紹介の写真が出してあるからまだ親切です。当時はそんなものもなく、模擬撮影をしている役者さんが誰なのかすら判りませんでしたから…。

お土産購入

 変な話なんですが、いつも映画村へ来ると兎に角時間がなく、スタジオマーケットを廻る事すら出来ないでおりました。殆どウチの家族は、「映画村=土産はない」と思っているくらいでして…。
 しかし今回は時間に余裕があったので、ちゃんとみやげ物も見る事が出来ました。家族に買ったもの勿論なんですが、私が欲しかった「シブ扇」があったのにはびっくりでした。私、あれが欲しくて探してたりしたんですよ。こんな所にあったなんて…。早速、自分用に購入しました。ここなら買い替えもすぐ出来るし(そんなにしょっちゅう来る気なのかいな…)、嬉しい発見でした。

映画文化会館

 いつもは時間がなくてここをゆっくりみて廻る事もありませんでした(何でいつもあんなにばたばたしてるんだろう…?)。
 古い名作の数々、男優・女優さんのデータ、牧野賞を受賞された皆さんの紹介など、映画好きには堪らない展示がたくさんありました。んー、こんなに内容が濃かったんだ、知らなかった…。あれを一つ一つちゃんと見ていったらかなりの時間がかかるほど充実してました。実はこの日も、見てる間に閉村時間が来てしまいじっくり見られませんでした(冬時間ってめっちゃ早い!)。 

エンディング

 時間が来て、出口へ向かいます。今日もギリギリまで遊べました。
 出口付近には役者さんやスタッフの方が並んで見送ってくださるのですが藤長さんもいらっしゃって、あのにこやかな笑顔で気をつけてね!と声を掛けてくださいました。ありがとうございました。
 そして出口を出る時、朝のあの「杉山さん?」と躊躇した方がおられました。もう帰らなきゃいけないしここで怯んではいけないと、近寄っていって「杉山さんですよね?」とお尋ねするとよかった!あってました、杉山幸晴さんでした。それにしても、ちょんまげじゃなくてニットの帽子被ってらっしゃるとホント印象が違います。「僕達なんでもやらなきゃいけないんですよね」と微笑まれたお顔は、人懐っこそうでとても素敵でした。

 今回も暖かい皆さんにお会い出来、色々とお世話になりました。本当にありがとうございました。暖かくなって模擬が復活したら、また遊びに行かせていただきます。その時は、またよろしくお願いします。

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