二十八防空隊

                           平成2359日更新

23. 5. 9   増援部隊としての二十八防空隊が『ソロモンの玉砕予定部隊』に書かれていることがわかり,書き加えました。

 H23. 5. 3  ソハナ砲台について『ブーゲンビル戦記』に書かれていることがわかり,書き加えました。

 22. 6.20  二十八防空隊が編成され,八十七警備隊に合併されるまでを書き直しました。

21. 9.13  本ページの<雑誌「わしズム」2006年夏号(Vol.19)>から佐藤ツギエさんの記事を書き加えました。

21. 5. 5  HP「日本海軍の士官と資料」からの問い合わせと海軍砲術学校について若干わかったことを書き加えました。

20.12.30  海軍砲術学校のアルバムが出てきましたので,書き加えました。

20.12.29 ソロモン方面ブカ地区の部隊構成,二十八防空隊の装備,防空隊,について若干わかりましたので,書き加えました。

 20.11. 2 このホームページを立ち上げました。  

 

 私は子どものときに,祖父(富中音治)が,海軍の職業軍人で,海軍砲術学校で教鞭をとっていたと聞ききました。しかし,その祖父が戦死したことと,父がまだ中学生(旧制)であったことなどから,詳しいことはあまりわからないまま,これまできてしまいました。

                   海軍砲術学校

 

 このページをつくったのは,そんなよくわからない祖父に関する手がかりを少しでも得たいという気持ちからです。そして,私のように孫の世代になり,手がかりが少なくてよくわからなくなっている方が,私が試行錯誤しながら得てきた情報をここでご覧になれば,何かの役に立つことがあるかもしれないとも思いました。

 

さて,このページをご覧になり,何かご存知の方がみえましたら,海軍砲術学校でも,二十八防空隊のことでも,ソハナ島(ソファナ島とも)のことでも,教えて頂けると幸いです。少しずつでもこのページを充実させていきたいと考えており,ご協力していただけると幸いです。メールアドレスは,一番下に記載してあります。

 

  名前  富中音治(とみなか おとはる)

【名簿によっては誤植で音次(おとつぐ)となっているものもあります。】

  

最後の所属部隊

      二十八防空隊(隊長)

      横須賀海軍砲術学校で編成(昭和18年)

      ソロモン諸島ブカ地区 ソハナ島にて戦死。(昭和19年12月22日)

  

履歴書からわかること

      ・海軍砲術学校 大14年普通科砲術章

 〃     昭和4年高等科砲術章

 〃     昭和6年転勤を命ず

海軍砲術学校附を命ず 昭和13

 〃     昭14年特修科学生を命ず

上海海軍特別陸戦隊附を命ず 昭和15

 

  出身地   徳島県海部郡川上村神野

          【戦後,川上村 →海南町 →現在「海陽町」】

 

関係諸部隊

 

ソロモン方面ブイン地区の主な海軍部隊

     【ブカ地区の上の組織】

      ☆第八艦隊      指揮官 海軍中将   鮫島 具重

      ☆第一根拠地隊    隊長  海軍少将   武田  勇

        ・佐世保鎮守府第六特別陸戦隊 隊長 海軍大佐 町田喜久吉

        ・第一海上輸送隊       隊長 海軍中佐 種子島洋二

        ・呉鎮守府第七特別陸戦隊   隊長 海軍中佐 日暮三郎

        ・第一通信隊         隊長 海軍少佐 篠崎尚彦

        ・各防空隊

☆第九三八航空隊   隊長  海軍少佐   山田 竜人

      ☆各設営隊,高砂義勇隊      

 

ブカ地区所在部隊

    ・第八十七警備隊  隊長 海軍大佐    加藤栄吉

    ・横七特 ?    隊長 海軍中尉    小池幹之助

    ・第一防空隊    隊長 海軍特務中尉  高田 ?

    ・第四防空隊    隊長 海軍特務中尉  岡本 覚

    ・第十八防空隊   隊長 海軍特務大尉  下方徳次郎

    ・第二十八防空隊  隊長 海軍特務中尉  富中音治

    ・九三八航空隊

ブカ派遣隊  隊長 海軍特務大尉  石井虎一

    ・高砂義勇隊    隊長 海軍特務中尉  坂田 早

    ・第八軍需部ブカ支部支部長 海軍機関大佐 池田正平

    ・第二十設営隊   隊長 海軍大尉    鈴木四郎

    ・第三十二設営隊  隊長 海軍大尉    宮近信一

    ・第二百十一設営隊 隊長 海軍特務大尉  坂  明

 

二十八防空隊について

      ・隊長   海軍特務中尉  富中音治  

・隊付   海軍特務少尉  吉原秀夫   

            海軍兵曹長   池田春市

      海軍兵曹長   野上知広

      海軍兵曹長   村上善策

      海軍兵曹長   黒木守之

      海軍兵曹長   茶屋源一

・軍医長  海軍軍医大尉  中村 滋

・横須賀 →トラック →ラバウル →トベラ →ソハナ

・輸送方法 巡洋艦「熊野」

 

<年表> ソロモン付近の重要事と重ねてみました

 

・昭和18年2月1日〜7日  ケ号作戦

               (ガダルカナル島撤退作戦)

  〃  3月2日〜3日  ビスマルク海海戦

  〃  4月7日〜15日 い号作戦

  〃  4月18日    海軍甲事件

              (山本五十六連合艦隊司令長官戦死)

   〃  5月15日  海軍砲術学校にて編成  <戦務丁>

  〃  6月16日  横須賀発  300名  <戦務甲>

  〃  6月26日  ラバウル着 300名

  〃         トベラ防備 300名

  〃  7月5日〜6日 クラ湾夜戦

  〃  7月12日  コロンバガラ島沖海戦

  〃  8月6日   ベラ湾夜戦

  〃  8月15日  第1次ベララベラ海戦

  〃  9月19日  ブカ第1,第2飛行場の対空態勢強化のため

      ソハナ島に投入される 150名

  〃  10月6日  第2次ベララベラ海戦

  〃  10月12日〜 ラバウル空襲

  〃  11月1日  米軍タロキナへ上陸

            (チェリーブロッサム作戦)

  〃  11月2日  ブーゲンビル島沖海戦

            (エンプレス・オーガスタ湾海戦)

  〃  11月12日 ろ号作戦中止

  〃  11月15日 二十八防空隊解体

  〃  11月24日〜25日 ブカ島沖夜戦

                (セント・ジョージ岬沖海戦)

  〃  12月    八十七警備隊(第1根拠地隊)に合併

昭和19年1月〜5月  タ号作戦

(ブーゲンビル島タロキナ攻撃作戦)

  〃  12月22日 音治戦死

昭和20年8月15日  終戦

 

 

      ・横須賀発時の装備 

 12.7センチ高角砲4門  13ミリ聯装機関銃4基

            探照灯・測距儀各2基

        

      ・どんな部隊だったのか。どんな任務を遂行したのか。どんな環境で,どんな状態に置かれていたのか。知りたいことばかりです。

 

 

  雑誌「わしズム」2006年夏号(Vol.19

      ・p78に,二十八防空隊で戦死した隊員の方の,奥さんに取材した記事が

掲載されているのを見ました。  →佐藤ツギエさん

 

  雑誌「SAPIO」20051122日号

      ・p93に,ソハナ島の慰霊碑(全国ソロモン会が1984年に建立)について

の記事が掲載されているのを見ました。任務地に建立して頂いていた,と

読んでわかったときは,大変嬉しく思いました。他方,その慰霊碑が放置

されているとの記事でした。自分には何ともできず,悲しい気持ちも同時

に味わいました。

      ・一度,是非当地を訪ねてみたい。できれば,父を連れて。

 

 

  HP「桜と錨の海軍砲術学校」

・管理人さんに,祖父のことを調べる方法をご教授頂きました。このときの

メールでのやりとりが,以下に示すことについて大変参考になりました。

 

  厚生労働省(社会・援護局)に問い合わせ

      ・履歴原表(写)を送って頂きました。取り寄せるにあたってはこちらから

送付しなければならない書類があります。

      ・カラーコピーであり,それまで持っていたモノクロのコピーと比べると,

格段に読みやすくなりました。

 

  防衛省防衛研究所図書館資料室に問い合わせ

      ・二十八防空隊についての情報を教えて頂きました。その中で部隊を運んだ

船について,推測ではありますが,「熊野」とほぼ特定して頂きました。

戦死地であるソハナ島についても詳しく調べて頂きました。出典なども紹

介して頂きましたので,自分でもこれから調べていきたいと考えています。

      

  海上自衛隊第1術科学校に問い合わせ

      ・海軍砲術学校を自衛隊が継承している学校ということで,問い合わせてみ

ました。しかし,旧海軍の軍歴等は保管していないというご返事でした。

ちなみに現在は横須賀ではなく,旧海軍兵学校の所在地(広島県江田島)にあるということです。

 

  全国ソロモン会に問い合わせ

      ・ソロモン諸島方面の戦域に従軍した方と遺族による団体ということで問い

合わせてみました。しかし,私のように片手間に調べている者にとっては,

時間もお金もかかるということがわかりました。

      ・ただ,事務局長の菊本さんには,丁寧な手紙を頂きました。

 

 

  徳島県ソロモン・ブーゲンビル会

      ・祖母が同会の会報に,2回寄稿していたことが,わかりました。祖母の遺

品の中に,同会の会報があったのです。どちらもソロモン群島戦没者の慰

霊祭の際のものであり,二十八防空隊や八十七警備隊の隊員の方々と,交

流していたことがわかりました。他に手紙がいくつかあることもわかりま

した。

 

  香川ブーゲンビル会

      ・これも祖母の遺品から,同会の会報が出てきて,ある懸案の問題について

二十八防空隊について書かれており,元隊員だった方の原稿が載っている

のがわかりました。

・「ポートン空爆・連合軍側一兵士の再追跡調査依頼」−結果報告− とあり,ニュージーランド空軍のコルセア機問題が取りざたされています。この号だけでは何が問題となっているのかわかりませんが,渦中にある部隊が,二十八防空隊と十八防空隊となっています。この中では,ブカ飛行場の第二飛行場を守っていたようなこと,部隊を運んだ船が,やはり巡洋艦「熊野」であることが書かれていました。

 

  HP「日本海軍の士官と資料」

       ・個人的に海軍士官に関する資料をデータベース化してみえるということ

で,祖父音治と関連する部隊についての情報を知らせてくれました。そ

して,音治についてもそのデータベースに登録したいということでした。

・管理人さんは医学部の先生だそうです。HPを拝見したところ,情報の

管理をしっかり行っている様子でしたので,私の方も少しでも情報が得

られる手だてになればと思い,登録に同意しました。

 

  『ブーゲンビル戦記』ソハナ砲台迎撃戦

      ・このHPを見た方がメールで教えて下さいました。描写されている様子は

       正に防空隊という感じです。あったんですね。まさかとは思いましたが,

       本当にあったんですね。このHPを立ち上げたかい(・・)があったというもので

       す。しかも,これだけの量は予想しませんでした。

          →『ブーゲンビル戦記』ソハナ砲台の迎撃戦

たが,

 

  『ソロモンの玉砕予定部隊』増援部隊二八防

      ・上と同じく,このHPを見た方が教えてくださいました。この書籍は,父

       も所有しており,私も過去に読んだ覚えがあるのですが,今回,指摘して

       頂いて改めて読んでみたところ,新しい発見がいくつかありました。

          →『ソロモンの玉砕予定部隊』増援部隊二八防

いただいて,

 インターネットを覗いてみると,陸戦隊については,かなりの質・量の記述があります。

それらによると,防空隊も陸戦隊の一種ということですね。しかし,防空隊そのものに関

してはほとんど記述らしい記述がありません。高射砲を備えた,飛行機相手の部隊(飛行

場の守備隊)らしいというのはわかりました。

      →防空隊とは

 

 

 また,小さな部隊だった割には,雑誌などに間接的にではあれ,掲載されていたのがわ

かり嬉しく思います。これからどんな小さなことでも取り上げて蓄積し,苦労して生涯を

終えた祖母,そして無念の戦死をした祖父への鎮魂としていきたいと思います。

 

 

 

→おーとばいザムライ

 

富中昭智 hondacb@md.ccnw.ne.jp

  (何かご存知の方は,メールを頂けると幸いです)